アメリカでは路上飲酒が禁止だと聞いたのですが、本当ですか?
アメリカは1部の州を除いて、路上で飲酒することを禁止しています。日本は規制がされていない地域ばかりなので、気になって調べてみました。
アメリカが路上飲酒が禁止なのは治安を守るためです。その理由も深掘りしていきましょう。
アメリカではほとんどの州が路上飲酒が禁止!
アメリカではほとんどの州が路上飲酒を禁止しています。
ですが例外の州、ネバダ州やルイジアナ州の1部例外の地域もあります。
渋谷や新宿で路上飲酒している日本人と外国人多かったけど、母国できないなら旅行先でやりたいよね。
アメリカが路上飲酒禁止の理由
アメリカでは路上飲酒が禁止されています。その理由をまとめてみました。
- .公序良俗の維持
酒に酔った人が路上で暴れて周りに迷惑をかけることはよくありません。
- 飲酒運転手の抑制
アメリカでは飲酒運転の取り締まりも強化しており、路上で飲酒しそのまま運転して帰るケースが多かったのです。
- 未成年飲酒防止
公共の場で飲酒が許可されていると、未成年が飲酒しやすくなってしまうからです。
- 公共の場の安全確保
路上での飲酒は街の治安悪化を助長します。
- 犯罪防止
酔った状態だと犯罪を起こしたり、巻き込まれたりする可能性が高くなります。
アメリカは安全な国を目指しているんだね
アメリカ国内でも飲酒できる州がある!
アメリカではほとんどの州で路上飲酒が禁止されていますが、1部の州では許可されています。
その州はどこなのか?調べてみました。
なーんだ!路上飲酒していいんだ!
路上飲酒が許可されている州
アメリカではほとんどの州が路上飲酒禁止となっていますが、ある1部の州だけ路上飲酒が認められているのです。
- ラスベガス(ネバダ州)
- ニューオーリンズ(ルイジアナ州)
ラスベガスはカジノの街として有名ですね。なんだかカジノにお酒はよくない感じもしますが・・・。
ラスベガス
ラスベガスではオープンコンテナでの飲酒が許可されています。
オープンコンテナ(Open Container)とは、アルコールドリンクが入った開封済みの容器のことを言います。ラスベガスでは、特定の地域でこのオープンコンテナを所持し、飲酒することが許可されています。
【ラスベガス・ストリップ(Las Vegas Strip)】
ラスベガスの特定の地域とはストリップ地区(ラスベガス大通り沿い)で、有名なカジノやホテルが立ち並ぶ観光地です。
このエリアでは歩きながらの飲酒が許可されています。ただし、容器はガラス瓶ではなく、プラスチックカップなどの割れにくいものにする必要があります。
【フリーモント・ストリート(Fremont Street Experience)】
ダウンタウン・ラスベガスの観光地であるフリーモント・ストリートでも、オープンコンテナでの飲酒が許可されています。
同様に、ガラス瓶ではなく、プラスチックカップなどの容器を使用する必要があります。
ラスベガスはその他犯罪対策が万全な街です。未然に犯罪を防ぐための施しが街中にしてあります!
ニューオーリンズ
フレンチ・クオーター地区では、プラスチックカップでの飲酒が許可されています。
ニューオーリンズは、自由で活気に満ちた街であり、路上飲酒が観光の一部として楽しめる州です。
そのマナーをしっかり抑えた上で楽しみましょう!
路上飲酒はOKだけど最低限のルールはあります。
- 割れにくいカップを使用すること(プラスチックやアルミなど)
- 公共での飲酒秩序の遵守(酔って騒いだり、人の迷惑になることはしない)
- 車内での飲酒(飲酒運転の規制法により車内での飲酒は禁止になっています)
自由の国アメリカ!の中でも自由を尊重している州なのですね!
100年以上前、禁酒法時代があった?
アメリカでは今から100年以上昔、禁酒法という法律で飲酒を禁止していた時代がありました。
1920年1月17日の深夜にワイン、ビール、蒸留酒の販売が違法になりました。
飲酒自体はOKだったってことね。
理由はお酒に酔った人たちが家庭内暴力や犯罪を起こす確率が高く、宗教団体が抑制しようと立ち上がったことがきっかけとされています。
街では違法なワイン、ビール、蒸留酒を使わず、合法なそれら以外のカクテルなどを提供するお店が増えていきます。
そのお店こそが“現代のカクテルを生み出した”と言われています。
アメリカにこの禁酒時代がなかったら、今おいしく飲んでいるカクテルは存在してなかったかもしれません。
私は、お酒を飲むときいつもカクテルだからカクテルの文化を作ってくれて嬉しい!!
まとめ
- アメリカでは路上飲酒が1部の州のエリア以外禁止
- 路上飲酒が禁止の理由は治安を守るためや犯罪を未然に防ぐため
- アメリカで路上飲酒が許可されているのは「ラスベガス」と「ニューオーリンズ」の1部
- ラスベガスで路上飲酒はオープンコンテナというプラスチック容器に限る
- 同じくニューオーリンズ州での路上飲酒もプラスチックカップであることが条件
- そして、酔って周りに迷惑をかけたり、車内での飲酒は禁止となっています
- アメリカは100年以上前、禁酒時代があった
- その時代にビール、ワイン、蒸留酒が禁止だったので合法のカクテル文化が進んだ
アメリカの飲酒についての規制を見てきました。日本でも規制してほしいエリアありますよね・・・。お酒は人格をも変えてしまうものなので、飲酒する際は飲み過ぎには気をつけましょうね。
コメント